ついに春から社会人!お仕事頑張るぞ〜!
4月から働き始めた社会人の皆さま。
まずはご入社おめでとうございます!
私にも、キラキラの瞳で出社した初日がありました。
私の場合は内定者アルバイトをしていたので、完全に初日というわけではなかったのですが、それでも入社式のことは覚えています。
さて今回は、2021年度新入社員向けに、昨年私が行った完全リモート研修と、その成果についてご報告したいと思います。
私が勤める会社はベンチャー企業であり、かなり自由にやらせてもらっているので全ての方の参考にはならないでしょう。
ただ研修を受け持つ立場がどんな気持ちで対応しているのか、相互に理解できればより充実した社会人生活を送ることができるかもしれません!
ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
それではいってみましょう!
2020年度研修スケジュールは?
まず、昨年2020年度の研修は、完全なリモートで行われる運びとなりました。
ちょうど入社のタイミング=コロナ流行のタイミングだったこともあり、やむを得ず全てリモートになりました。
そしてこれはうちの会社に限ったことですが、昨年の新人はいきなりプロジェクトに入ることが決定しており、みっちり研修を行う時間がありませんでした。
なんとか抑えた4日間(入社式含む)の研修で、行ったことは下記の通りです。
- 備品配布・業務に必要なツールの使い方講座
- マナー研修(メール、名刺交換、電話、身だしなみ)
- 社内コミュニケーションと、定例研修(2h)の設定
- 会社でつぶれないための業務管理法
何せ4日間(入社式を含めれば3.5日程度)しかないので、内容は厳選しました。
まず、お仕事に必要な備品一式の受け渡しと、各種アカウントの設定・アプリの使い方を教えました。
これができないと、そもそもリモートでお仕事できないからね!
余った時間はショートカットキーと魅せるパワポ・Excel関数の解説をしていた気がします。これが1日目。
2日目は目前に控えた訪問に備え、名刺交換やメールの書き方・電話のとり方を解説。基本は現場OJTですが、座学はこちらで用意したテキストを使って行いました。
電話は社内から新卒携帯へかけてもらって、メールも実際に届いたものをベースに返信を書いてもらう形で添削しました。
この年は複数名の新卒が入社していたので、お互いのシュミレーションを見ながらフィードバックしあってもらいました。
同期とコミュニケーションをとって、嬉しそうな様子が印象的でした!
また各研修にはできるだけ会社のメンバー全員に持ち回りで講師をお願いし、新卒とメンバーとの交流を図りました。
3日目(最終日)は定例研修を設定し、残りの時間で私の業務管理法をレクチャー。
定例研修は年間のサポートを目的とし、新入社員のケアと3日間で伝えきれなかったお役立ち情報を発信する場として活用しました。
新人達から研修で聞いてよかった話のフィードバックも貰っていますので、いつかこの辺りも記事にできればと思います。
最終日、最後の時間の業務管理法については、私が入社して初めて会社から評価を受ける際、準備しておいてよかったことを振り返ってまとめたものです。
新卒の皆さんもいずれ会社から何らかの評価を受けるはずなので、この業務管理法については次の章で解説します!
新卒No.1評価を受けた私の業務管理法
私は入社前からアルバイト経験があったことも相まって、元々同期よりも頭ひとつ抜けた状態で社会人生活をスタートさせました。
だからある意味、No.1になるのは当然のことだったかもしれません。
ただ他の同期とは異なり、私だけ既成の事業部ではなく新規事業部に配属され、新規事業プロジェクトの主担当としていち早く売上をあげました。
これらは私にとって有利にも不利にもなりうる条件だったので、個人的にはNo.1評価はあくまでも実力と捉えています。
そして私が最速で成果を上げることができたのは、独自の業務管理法を使っていたから。
それは下記のようなリストです。
月毎にリストをシートで分けて管理していました。各項目の目的を簡単に説明します。
預かり仕事の詳細を整理する
リストの左側では、預かった仕事が誰に・何を・いつまでに頼まれたのかを記録します。
「確認期限」項目は、上長がいつまでにチェックしたいのかを記入するものであり、「最終期限」(訪問日や提出期限日)とは異なります。
最初は何をするにしても上司や先輩のチェックが欠かせないから、最終期限だけでなく「いつまでに確認/報告すべきか?」を必ず聞いておきましょう。
大量のデータ化やパワポ資料を作成する際は、確認期限を短めに設定し、骨組みが出来上がった時点で確認してもらうのがベター。
確認に必要な項目は後から追加してもちろん構いません。
(私も後から「絶対期限」欄などを追加しました)
上司や先輩も新人に手取り足取り教えたいと思う反面、やはり普段の仕事を遂行しなければなりません。
そんな相手に何度も時間をとって確認することは、避けたいですよね。
先輩から言わせてもらうと、何も聞かずに全然予想と異なるものが出てくるのも怖いし、全てを細かく指示されないと動けないのも困りもの。
もう新社会人の皆さんは、お金を払って学校へ通う立場ではありません。
むしろ会社からお金をもらって、会社に仕える身です。
業務管理表を使って、指示待ちを避け、必要なことは最低限確認する癖を身につけましょう!
進捗報告で責任を分散
預かり仕事の内容をまとめたら、早速仕事に取り掛かります。
が、働く時間は限られています。だから優先順位をつける必要があります。
優先順位は基本的に上長に確認し、同時期に至急要請があった場合は上司や各担当者にどちらを優先すべきか相談してみましょう。
独断で判断できないことは、さっさと上司に指示を仰いだ方が得策です。判断した側に責任が発生するので、責任が取れない内はドンドン報告しましょう。
それで、今度は上司の立場になって考えてみて欲しいのですが、
OOさんにコレをお願いしたいけど、至急頼めるかな?何だかバタバタしている様だけど、大丈夫、、?
こんな風に、新人の現在の仕事量が分からないと、仕事を振りにくいんです。
逆に暇そうだからとアレコレ頼まれても、キャパオーバーしてしまいますね。
だからリスト右側で進捗報告をしておきます。
「データの入力規則」や「データ並び替え」を使えば、一瞬で業務を整理することも可能です。
私は優先度が高いものを信号色(赤黄緑)で設定したり、毎月必須の業務は並び替えで上部に固定される設定をしていました。
データの入力規則やピボットテーブルを使いこなせば、より簡単にわかりやすいリストを作成できます。仕事に活かすための練習として、ぜひ色々工夫してみてください。
もしあなたの上司が嫌なヤツにあたってしまった場合は、いずれ対策記事を書きますのでそちらを参考にどうぞ。
私達は親も上司も選べないけれど、自分を変えるのは簡単なことです。うまく上司を活用してあげましょう!
研修を終えて、振り返り
ここまで2020年度の研修スケジュールとその内容についてお伝えしましたが、今は2021年4月ですから、すでに1年間の研修を終えています。
まずは一人も脱落せずに2年目を迎えてくれたこと、研修担当としてはとっても嬉しいです!
では研修を終えて、先輩方の後輩への評価はどうだったのでしょうか?
色々率直なご意見をいただきましたが、特筆すべき点は二つ。
クライアントから評価されている
社内コミュニケーションの不足
一つずつみていきましょう。
クライアントからの評価が高い
これは2020年入社の子達がきっちりと成果をあげていることの何よりの証明です。
私は研修のおかげで彼らの評価が高まったとは思いませんが、彼らが優秀であることは間違いありません。
なぜなら優秀であってもクライアントから高評価を得られるかは別問題にも関わらず、彼らはクライアントから支持を得ているから。
この点において2020年度の新人を誇らしく思いますし、彼らが充分すぎる成果を出していると考えます。
たった3年ですが、会社勤めをしてわかったことがあります。それは
信頼を得ることは、売上を上げることよりずっと難しく、価値のあることだ
ということです。
信頼は積み上げるまで時間がかかる上、一度信頼を損ねると積み上げたものが一気に無に帰すことも珍しくありません。
そんな中で、一年目から、社内ではなくクライアントから評価を受けることは、並大抵のことではないのです。
社内コミュニケーション不足
優秀な彼らですが、社内の評価はイマイチな部分がありました。
新人達が関わるプロジェクトメンバーからの評価は高かったにも関わらず、そうでないメンバーからは酷評が目立っていたのです。
特に指摘されたのは、訪問時の所作や話し方です。
あれ?クライアント評価は高いはずなのに、訪問先での様子がおかしい?何だか矛盾してない?
解説しましょう。
彼らは確かに、クライアントから高評価をいただいています。
ただしそれは、彼らがメインで携わっていたプロジェクトのクライアントに限定されます。
そう、彼らは一般的な訪問時のルールが分かっていなかったのです。
もちろん、一般的なマナーや所作は、座学やオンラインで伝えてありました。
しかし、座学と実践は全く別物でした。
自分は対面で比較的簡単に習得できたことも、リモートになると伝わりにくくなってしまうこともあるんだ!
これは大きな発見です。
どんなに優秀な新人でも、オンラインのみでは伝わらないことがある。
また、上記の発見に関連して、こんな発見もありました。
私達は横の繋がりを感じないと、愛社精神を持つことができない。
個人的に、愛社精神は無理に持たせるものではないので、それを持たせようと躍起になるのはお門違いだと思います。
ただ、勤めている会社やプロジェクト・関わる人々へ愛着を持つことは重要です。
私は営業も担当していますが、営業する上で一番大切にしていること、それは販売するモノ・サービスを誰よりも好きになることです。
好きなことを楽しそうに話されると、相手はもっと詳細を聴きたくなります。
それは当然売り上げにも繋がりますし、そこからさらに別のプロジェクトへ発展するケースもしばしばあります。
だから、一緒に働く人々と相互に愛着を持つことは、見過ごせないポイントなのです。
私は研修担当だったこともあり、比較的コミュニケーションは多く取れていましたが、他の人とのやり取りは確かに限定的でした。
ここについては去年の反省を活かし、本年度からは積極的に他プロジェクトメンバーと会話するシーンを創出することで経営層と合意しています。
具体的には、社長との面談回数を増やしたり、定例研修にも他PJメンバーを混ぜていくということです。
さらに、一つのプロジェクトのみに関わると視野が狭くなってしまうことも考慮し、横断的にプロジェクトに関わる試みもスタートしています。
まだフルリモートによる研修は2年目ですから、試行錯誤しながら毎年進化を遂げていきたいところですね!
まとめ:リモートと対面を上手に使い分けて、研修を充実させよう!
以上、いかがだったでしょうか?
今回はフルリモート研修元年の成果と、2年目の試みについて解説しました。
2020年からコロナに振り回される状況が世界各国で続いていますが、そもそも昨年と変わらない年などありません。
常に変化する時の中で、自分達はどう変わるべきか、常に考えていく必要があります。
実際に私の勤める会社も、コロナ禍を受けて固定オフィスを解約し、シェアスペースを間借りして家賃を抑えるなどの施策に踏み切りました。
大企業だとベンチャーのように柔軟に対応することは難しいかもしれません。
でも、変わらなければ淘汰されるのは大企業も同じです。
私達の経験が、他の人のお役に立てていただけるならこんなに嬉しいことはありません!
ぜひみなさんの事例も聞かせてくださいね♪
それでは今日も1日、はりきっていきましょう💓
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