2017年、大学3回生だった私は就職活動の真っ只中にいました。
たくさんの会社を受けましたが、結果は芳しくなく。
書類が通過しても、面接でことごとくダメでした。
当時は一緒に過ごしたことのない人に自分の良さを売り込む難しさを感じていました。
そんな中で、
自分の特徴を、うまく分析できる方法はないのだろうか?
そんな思いの中で出会ったのが、ストレングスファインダーでした。
ストレングスファインダーとは?
ストレングスファインダーとは、米ギャラップ社が開発した個人が持つ才能を発見するためのツールです。
診断方法は主に下記2通りの方法から受験できます。
1.公式が出版している本に付属しているアクセスコードから受験する
2.公式サイト/アプリでアクセスコードを購入する
どちらの方法でもかんたんに受験できますが、個人的には本がオススメです。
各資質を持つ人がどんな考えを持っているのか、その資質を持つ人のインタビューのような記載があり想像しやすかったので!
受験するとTOP5の強みを教えてくれます。
『ストレングス・リーダーシップ』でも『ストレングスファインダー』と同じように診断を受けることができます。
ただ私はこちらを購入する必要はなかったように思いました。
(正確には、内容は面白かったのですが、はじめての1冊で手に取るにはやや理解しにくい印象)
ついでに古本だとアクセスコードが使われてしまっている可能性もあるのでご注意を!
どうやって強みがわかるのか?受験後の使い方も!
アクセスコードをゲットしたら、早速受験してみましょう!
と言いたいところですが、受験は時間に余裕があるタイミングで行いましょう。
時間制限もあったので、誰にも邪魔されない環境で受験するのがオススメ。
私の場合は、大体30分くらいで受験を終えました。ふう。
受験結果はこんな感じ。
私はTOP5を含めた全34資質もオープンしているので、詳しくは後日解説します。
ストレングスファインダーでは、34資質を4つのグループに分類しています。
どの色が強く出ているかによって、その人が持つ雰囲気やリーダーシップの傾向が見えてきます。
グループによって雰囲気は変わるものの、全ての人がリーダーとして活躍できる素質を備えています。
これらはあくまで特徴を捉えるためのものであり、そこに優劣はありません。
さらに受験を終えたら、それで終わりではありません。
むしろやっとスタートラインです。
ここから自分の強みの活かし方を発見する旅に出ます!ワクワク!
まずは結果を見て、各資質の解説に目を通しましょう。
TOP5は自分の中で当たり前に使っている資質ですから、思い当たる節があるのではないでしょうか?
でも、貴方はここが得意だね!と言われると、これまで当たり前すぎて見落としていたストロングポイント=強みを発見することがあります。
ここからエピソードを思い起こすのです。
私の場合は、歴史と本が大好きで、何かトラブルがあるとまずは過去の事例をあたります。
大抵のことは、過去の誰かが体験済みで、なんらかの形で書き残してくれているから。
さらに私は相手の過去を詳しく知ることで、今の相手を深く理解します。
この資質のおかげで冷静に物事を解決へ導いた経験があり、それは私の面接の鉄板ネタになりました。
もう、お分かりでしょうか?
これらの経験は私の上位資質である【原点思考】が影響していたようです。
過去を理解し未来に活かす、そんな私にとって当然の常識が、他人の常識ではなかったんですね!
まさに目から鱗でした。
このように、各資質の解説で強みをすぐに理解できれば良いのですが、
本当に得意なことは、なかなか自分自身では気づかなかったりします。
そんな時はギャラップ認定コーチのカウンセリングを受けてみるのも一手です。
コーチは全国にいらっしゃり、各地で座談会などのイベントも開催されています。
私自身、何名かのコーチとお話させていただきましたが、面白い方がいっぱいいらっしゃいます。
(イベントに参加される方は【学習欲】が高い傾向があるそうです。そりゃそうか笑)
私はコーチングというより、イベントに集まる方達とお話するのが楽しくて参加しました。
TOP5を開いたはいいけど、全然ピンとこないぞ、、、
そんな悩める子羊状態に陥ってしまった方は、コーチに強みを炙り出してもらいましょう。
ストレングスファインダーで適職は見つかるのか?
最後に、よくある誤解について解説します。
ストレングスファインダーは日本国内においても浸透してきており、企業でも導入されているケースが多くなっているように感じます。
実際、私の勤める会社でも採用されていました。
となると気になるのは、「診断によって適職は見つかるのか?」というギモンです。
結論から言って、答えはNOです。
なぜなら、ストレングスファインダーは強みを活かしてどう上手くことを運んでいくのか?という”資質の活かし方”を考えるためのツールだから。
○○になるならこの資質がないと!
あの人はXX資質が低いからこの仕事には向いていない、、、
ストレングスファインダーの結果を見て上記のようなコメントをする人がいたら、要注意。
大事なのは「どの資質がある/ないか?」ではなく「自分の資質をどう活かすか?」です。
ついでに、ギャラップ社は診断を”強みにフォーカスするためのもの”と定義しています。
下位資質を克服することよりも、上位資質を伸ばすことに主眼を置いているということです。
私も上記の考え方に賛同します。
仕事は一人で全部できなくていいし、チームで取り組んだ方が大きな成果が出ます。
好きなことを突き詰める方が楽だし、伸びしろもありそうじゃないですか?
だから私の場合、ストレングスファインダーの結果は春の配属決めのタイミングではなく、入社後のキャリア面談の中で利用します。
しかも使うのはTOP5の資質のみです。
半期を振り返って、自分の働きぶりはどうだったのか?どこを工夫して、今後はどんなことに気をつけるべきなのか?
これらを質問として投げておくと、自分の実績をアピールしやすくなる子が多いです。
やはり自分の強み(才能)を知っているのとそうでないのとでは、大違いみたいです。
さらに経営サイドもがむしゃらに頑張ったとアピールされるよりも、評価がしやすくなります。
結果として双方納得のいく評価がなされることで、離職率も抑えられるでしょう
実際にストレングスファインダーを活用したキャリア面談を開始してから、離職は2年連続ゼロです。
まだたった2年ですが、これからどんどん記録を伸ばしたいですね!
実は自身の転職活動中も他の診断と合わせて結果を活用していました。
適職探しには使えないけど、今いる場所で花を咲かせるヒントが見つかる、いいことづくめのストレングスファインダー。
みなさんもぜひ、試してみてはいかがでしょうか?💓
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