今年の研修は枠が多いので、先輩から社会人になりたての新卒へアドバイスください!
今年も研修の季節がやって参りました。
人によってはすでに社会の厳しさを感じている頃でしょうか?笑
先輩は先輩で色々あるんです。というか後輩、最初の一言が余計だぞ。笑
でもせっかく研修枠(二時間)も貰ったので、なんとか有益な時間にしたいと思って。
ブログに新卒の皆へ伝えたいことを、メモしておこうと思います。
私が新卒に戻れたらやっておきたいことを厳選するので、ぜひ参考にしてください。
それではいってみましょう!
もう一度、新卒をやり直せるなら
急にアドバイスと言われても思い浮かばないので、自分が新卒の頃にタイムスリップしたら伝えたいことを考えてみました。
すぐに浮かんだことは、3つのこと。
- お金の勉強をはじめる
- 将来について考える
- ご縁を大切にする
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
お金の勉強をはじめる
あなたは、成人する/社会人になる/一丁前になるとは、どういうことだと思いますか?
私は、自活できるようになることだと思います。
自分が生きていくだけの力を身につけ、健康で文化的な最低限度以上の生活を送れる状態。
これこそ生活ではないでしょうか。
しかし健康で文化的な生活を送るためには、生活資金を確保する必要があります。
資金の調達方法はさまざまですが、社会のルール(=法律)を知っておけば、賢くお金と付き合うことができるはずです。
世の中は知っている人だけが得をして、知らないと損をするルールだらけ。
自分が無知であることを自覚したなら、すぐにお金の知識を身につけるべきです。
私の父は従来の家庭ではタブーとされていた、お金や性に関わる話をよくしてくれました。
おそらく父のおかげで、私たち家族は豊かな生活を送れています。
私は両親を尊敬していますが、「お金」というジャンルにおいては父が最もこだわって生きていると思います。
ではそんな父にもオススメされた、お金の知識を身につける方法をご紹介します。
FP3級と簿記3級を勉強する
まずは社会のルール、お金のルールを理解したいなら、FPと簿記の学習がおすすめ。
FPでは保険や不動産、ライフプランから資産運用まで、お金にまつわる全体感を押さえることができます。
実際に資格を取るかどうかは重要ではありませんが、3級なら独学でも合格できる可能性は高いと思います。
かくいう私も今年の5月に開催予定の試験に向け、勉強中です。
試験が終わったら学習方法や結果について記事にまとめたいと考えています。
FP技能士は日本FP協会(FP協会)と一般社団法人金融事情研究会(きんざい)の2組織が実施している試験です。
どちらを受けるか迷う場合は、2つの組織によって違いが出る実技試験の内容を見比べてみよう!
かなりざっくり説明すると、FP試験は筆記と実技試験に分かれています。筆記試験に両者の違いはないのですが、実技試験は微妙に特色があります。
FP協会:問題数多、マークシート式
きんざい:問題数少、筆記回答式
問題数が少ないFP協会の実技は数を打って当てたい人向け。きんざいは筆記回答なので、一つの問題にじっくり取り組みたい方向けと言えるかもしれません。
私は文章を書くのが好きなのできんざいにしようか悩みましたが、入試もセンター試験の方が得意だったのでFP協会を選びました。
正直どちらも難易度は同程度らしく、まぐれで合格してもあまり意味がないので、単純に好みのタイプで選択してしまって問題ないと思います。
それよりも年間3回の試験日があるのですが、割と申し込み期間が短いので、申し込み忘れがないようにしましょう。
私は受験日と申込日をカレンダーに記入しておいて、申込受付開始後すぐに申し込みしました。リマインダーなども活用できそうですね!
少額から投資を始めてみる
次は「お金を働いて稼ぐ」から「お金と共に働く」へシフトするための知恵です。
超低金利時代の今、銀行にお金を預けているだけでは、お金が増えることはありません。
お金にも一役買ってもらう方法の一つが資産運用です。
株式投資や不動産投資が代表的ですが、実は預金も資産運用の手段の一つです。
預金は先ほども説明した通り今は超低金利のため、預金で爆発的にお金が増えることはありませんが、逆に目減りすることもありません。
こういった資産運用はローリスク・ローリターンな手法と言えます。たとえば仮想通貨などはこの反対で、ハイリスク・ハイリターンな運用になりやすいです。
大切なことは、自分にとって適正なリスクを知った上で行動すること。
適正なリスクとは、精神的に心地よい(気持ちに余裕が持てる)状態を想像してください。
このリスクと心のバランスが釣り合っていないと、得るものより失うものが大きくなってしまう可能性が高まります。
たとえば株式投資を始めたからといって四六時中、株式市場をチェックしていたら、ちっとも仕事に集中できないですよね。
では自分にとって適正なリスクをどうやって知ればいいのか?
それが少額からの資産運用です。
少額の資産運用で大切なことは大儲けすることではなく、資産運用に取り組む前の準備運動のようなものです。
準備運動をおろそかにすると、あとで大怪我を負うことにもなりかねません。
かといって情報をインプットするばかりでは投資時期が遅れるばかりです。
長い目でみた将来、株価が上がっていくとお考えなら、常に今が始めどきです。
とはいえ私ならいきなり1日に100万円をつぎ込む勇気はないので、投資用の資金を長期に分散して投資します。
ちなみに積立NISAを活用すると、年間40万円まで最長20年間株式を運用し、運用益に対して課税しない、つまり非課税で運用できます。
ちなみに年間40万円だと月額3万円ほどになりますが、これはMAXまで投資必須というわけではありません。
現時点の生活や投資資金のバランスを考慮し、こちらも心地よいバランスを取るようにしましょう。
ちなみに私は実家暮らしで比較的余裕があるので、積立NISA(3.3万)と特定口座でETF(SPYD、HDV)や国内個別株を買っています。
私は2020年4月から資産運用を始めたので、まだ大きな暴落の憂き目にはあっていませんが、長期的に見て将来はよくなると信じているので、日々の株価チェックはしていません。
いつか来るであろう暴落時、資産が半分になって狼狽えてしまうようなら、適正なリスクが取れていないということです。
今のところそれは無さそうな気がしますが、精神的に辛いようなら運用割合を見直したいと思います。
例えば3000円でもいいので、まずはショックを受けない金額で資産運用を開始して、少しずつ心地よいバランスに近づけていきましょう!
副業をはじめる
最後はもう一つの稼ぐ柱、副業についてです。
今や大企業でも副業を認めていたり、1社からのお給料で生活していくことに限界が来ていることを実感します。
私は、副業を始めることは、商売を始めることとほぼ同義だと思っています。
さながら個人事業主や起業家のように、商売について真剣に考え取り組むことは、どんな仕事にも活きてきます。
私もブログや本の買取サービスを使ってお金を稼ぐようになってから、物の使い方が変わりました。
たとえば本の買い方も、「この本は自分しか読まないから電子書籍でいいな」「この本は読んだら手放すけど、ジャンル的に売れそうだから紙で買っておこう」など、
読了後の使い方まで考慮して書籍を購入するようになりました。ブログも楽しいお役立ち情報をお伝えできるよう、日々の生活にアンテナを張るシーンが増えました。
このように、副業を始めることは、その行動自体に何らかのメリットが発生します。
ちなみに実は私自身、”副業”という言葉は苦手です。仕事にメインもサブもないからです。それ自体が便利な言葉なので、全然使いますけども!笑
どんな仕事も、与えてもらう側から見える景色・与える側の景色・自分で勝ち取る景色は全く異なります。
それぞれの立ち位置を自分の目で確かめることで、新たな発見があるかもしれませんよ♪
将来について考える
次は将来について考えてみます。
最初はお金の話ばかりでしたが、人生100年時代とも言われる昨今、様々な可能性を考慮して生きていくことで、今自分がすべきことは何なのかを明確にする必要があります。
お爺ちゃんお婆ちゃんになってから、お金が足りなくて痛む足を我慢しながら働くなんてことになったら、悲惨です。
そうならないためにも、私たちは自分の人生にいくらかかるのかを想定しておくのです。
私の人生にかかる支出は下記記事で算出しています↓
当然想定された金額は想定でしかないので、これからも変わっていくとは思います。
それでも大切なことは長い人生に中間目標(マイルストーン)を設定し、少しでも前進することです。
では、具体的なやり方を確認しましょう。
ライフプランを立ててみる
まずは自分が現時点で思い描いている生涯を思い浮かべながら、ライフプランを作成します。
例えば○歳までに結婚したい・子供が欲しいとか、できれば仕事を早く切り上げて(早期退職)自由な時間を確保したいなど。
目標が具体的であればあるほど、実現に向けた準備もしやすくなります。ぜひ細部までこだわって想像してみてください。
もしライフプランについてプロに相談したいなら、独立系FPへ相談してみるのがオススメです。
FPにも様々な系統があるのですが、たとえば保険会社のFPと一緒にライフプランを考えると、当然保険に特化したプランが出来上がります。
保険に加入することが目的ならそれで構いませんが、ライフプランを立てる上ではフラットな視点からのアドバイスが欲しいですよね。
そんな時にお役立ていただきたいのが、独立系FPというワケ。彼らは独立系法人に所属しているので、特定の商品を販売するノルマが課されていません。
その分その人にあったプランを提案してもらえるってことね!
ただし、活用する上で注意してほしいことがあります。
それは最後は自分で調べた情報を元に、自分で決断するということ。
いくら親身になってくれるFPがいたとして、彼らは他人です。当然私たちの人生の責任は私たち自身にあります。
だからアドバイスは貰ってもいいけど、判断は自分でできるように。
そのための知識を得る目的で、FPやら簿記やらを勧めていたってことか。これは大事な項目だ!
転職活動をしてみる
次は転職活動について。入社したばかりで転職活動なんて信じられないかもしれませんが、ちゃんと理由があります。
それは外の世界(自分の市場価値)を知ることで、自分が今何を伸ばすべきなのか見えてくるということです。
いくら会社の中で評価されても、市場価値が上がっていないなら要注意。井の中の蛙、裸の王様状態ということです。
では蛙から脱却するにはどうすればいいのか?その答えが、転職活動の中に詰まっています。
転職の考え方については、motoさんのこの本がおすすめです。
もし転職活動の中でより良い企業に巡り会えたなら転職するも良し、残るもよし。
転職活動それ自体はノーリスクなので、安心して構いません。
ただ実際に転職される際は、単純に目先の賃金の問題だけでなく、その会社に自分がどんな価値を提供できるのか?を念頭に考えてみてください。
長い目でみた時に自分の価値をより高められる場所に身を置くことを常に意識しましょう。
私は失敗した時も、成功した時も「調子に乗りすぎない」ことを意識しています。失敗した時も「私のせいで」と自意識過剰になりすぎないことが重要です。
ご縁を大切にする
最後は人間関係についてです。正直社会人になってからというもの、新たな出会いは激減しました。
でも同時に、これまで積み上げてきた関係性を大切にしてきたことで私の人生はより豊かな方向へ向かっていることを確信しています。
もちろん新卒入社時に友人や家族との関係性を蔑ろにしていたわけではないのですが、もっとやっておけばよかったと思うことはあります。
最後はそちらを2点ほどお伝えしたいと思います。
豊かな人間関係を育む
まずは今持っている関係性をより豊かにしていくための試みについて。
これまで学生だった方はまだ実感が薄いかもしれませんが、仕事について語り合ったり、愚痴をこぼせる仲間は貴重です。
同じ会社の人には話しにくいことを相談したり、他の人の状況を情報交換できることは、視野を広げる意味でかなり重要なポイントです。
私の場合、たとえば保育所でできた初めてのお友達(1歳年上)には毎年年賀状を送っていました。
それがきっかけで10年ぶりに再会できた時は、とっても嬉しかったです。
当時の思い出や近況について話せたことも、すごく大きな刺激になりました。
彼女は私と会っていない間に世界各国を旅行し、長期留学も敢行するなど、すごく興味深い経験をたくさん聞かせてもらいました!
そういった外部からの刺激は、日々に張り合いを持たせてくれます。
また、たとえば自分では気づかないうちに精神がすり減ってしまった時も、周りの人が異変に気づいてくれる可能性もあります。
もちろん自分が相手の異変に気づくこともできるかもしれません。社会人になって関係性が希薄になりやすいのは誰しも同じなので、少し気を配るだけでも感激してくれることもあります。
さらに社会人になると自由に使えるお金は基本的に増えるので、友人にささやかなお祝いをしてあげるのも気分が良いですよ!
これは実際に感じていることですが、プレゼントをあげることは、半分は自分の喜びのためにあるんじゃないかと思いたくなるほど、気持ちがいいです。
相手が喜んでくれるとなおさら嬉しいですけどね!仲間内でプレゼントを渡す習慣ができると、相互に幸せな気分を味わえますよ^^
人のためにお金を使うのは、思っていたより幸福度が高い行動でした。
積極的に輪を広げる
最後は新たな関係性の輪を広げていくことについてです。
私は友人と狭く深く付き合うタイプなので、積極的に輪を広げる=友達の人数を増やすではありません。
ではどういうことかと言うと、新たな関係を寛容に受け入れ、積極的に関係性の輪を広げていこうと言う話です。
もう少し具体的に説明すると、
- 関係性を築く前から相手を決めつけてかからない
- できるなら新たなコミュニティに所属してみよう
- 新たな関係は、どこから始まるかわからないことを理解する
ざっとこんな感じです。
先ほども少し触れましたが、社会人になると否応なく友人の輪は狭くなります。
それぞれ勤務形態が違っていたり、住む場所もバラバラになってしまったりするからね、、。
でも、だから友達の輪が狭くなるばかりかというと、そんなこともありません。
たとえば友達から趣味が合う別の友達を紹介してもらったり、コミュニティに混ぜてもらうことが発生しうるからです。
ただこの広がりは、ただその場で待っているだけではなかなかチャンスに巡り会うことはできません。自ら進んで行動する積極性が必要です。
だから最低限気をつけたいことは、新たな関係性が誕生する前から諦めてかかったり、投げやりな態度をしないことです。
もし友人が友達を増やしたいと話していたとして、「でもイケメンじゃないと嫌」とか言われたら紹介したくなりますよね?
まあ、私の友人にそんな人はいないのですが、とにかく決めつけてかかったり、紹介してという割に批判的な態度で来られるとカチンときます。
だから新たな輪を広げたいと思うならば、積極的に行動するとともに、他の人が紹介したくなるような自分であることが大切です。
ぜひ日々の生活の中にアンテナを張り巡らせて、新しい出会いを楽しみたいですね!
ビジネスの世界では幅広い年齢層の方と知り合えるので、そこから新たな発見があることも珍しくありません。常にアンテナは張っておきましょう!
まとめ:1年目からフルスピードで行こう!
以上、いかがだったでしょうか?
今回は新卒へ向けた研修準備をきっかけに、私が1年目に戻ったらすぐにやりたいことをご紹介しました。
私は動き出しまで時間がかかるので、ブログ開設にも3年・資産運用を始めるまで2年と、比較的時間がかかっています。
正直それ自体に後悔はないのですが、やっぱりやり直せるならもっと早く行動に移す気がします。
そして今動いた結果は、思っているより早く成果が出るんじゃないかなと思っています。
だってお金の知識を早く知っておけばもっと効果的に貯金したり運用したりできたかもしれないし、ライフプランを立てておけば目標が明確になってもっと頑張れたかもしません。
今は自分の行動がダイレクトに自分の人生に影響する期間ですから、特に結果が出るまで早いと思うんですよね。
もし今回ご紹介したことを1年目から取り組まれたら、私の3年目を大きく超えてくるかもしれない、、!
でもそうなったら嬉しいですね。抜かされた悔しさより、成長してくれた喜びの方が勝っちゃうでしょう。なんだかんだ後輩ってかわいいですよね。笑
もし実践された方がいらっしゃれば、ぜひ結果を教えていただけたら嬉しいです。
最後に、これまでの全てのことを無視したとしても、体調管理だけはしっかりと!健康は最大の資本ですから、ぜひ大切にしてください!
くれぐれも初日から張り切って飲みすぎたりしないようにね!(過去の私です)
それでは今日も1日頑張っていきましょう💓
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