社会に出て働くってどのくらい大変なのかな?アルバイトとはどう違うの?
みなさんは、学生時代こんなことを思いませんでしたか?
モラトリアム時代を終えてさあ働くぞ!とは思うものの、事前にやっておいた方が良いことがあるのか、当時の私はとても気になっていました。
今回はベンチャー企業で3年目を終えようとしている管理人あいが、働いてわかったこと・働き始める前に知っておきたかったことをまとめました。
そもそも、アルバイトと会社員の違いとは
おそらく学生時代、多くの方が何らかのアルバイトを経験していると思います。
私も和菓子を販売するお仕事と、内定者アルバイトをしていました。
実際に私が企業で3年働く中で、改めてアルバイトと会社員の違いを感じた点は下記の通りです。
上の表をご覧いただくと何となくわかると思いますが、アルバイトと会社員の大きな違いは企業の将来を担う可能性があるかどうか、という点にあると思います。
企業の立場から見ると、新卒の採用は将来を期待したポテンシャル採用がメインなので、その分将来を期待されていて、代わりに身柄をガッチリ拘束されているような感覚になります。
最後の雇用負担については、私は入社時には良くわかっていなかったポイントです。
すでにご存知の方もいらっしゃるように、会社が社員に支払うお金は給与だけじゃないんです!
社会保険料は本人と折半だし、毎日会社に来るための交通費や出張などの移動費、オフィスを借りる家賃など、会社を維持するためのお金も必要ですね。
優秀な社員に残ってもらえるよう、福利厚生に力を入れている企業も多いです。
しかもそれだけの投資をしても、一般的に3年以内の離職率は平均3割を超えます。
アルバイトは長期目線での人材投資というより、直近の未来を持たせるための雇用であることが多いです。だから学校を卒業したらアルバイトが減ってしまったとしても、次の人を雇うことでお店が回るんですね。
何だか嫌な感じ、、でも、責任が少ない分シフトの調整がしやすかったり、雇用負担のメリットを考えれば学生にとっても悪くない選択肢なのかも。
一応ことわっておきたいことは、アルバイトと正社員、どちらの働き方も平等に尊いものであり、そこに優劣はありません。
それぞれの特性を理解した上で、自分にとってベストな選択ができるといいですね!
入社前にやっておいた方が良いことは?
次に、入社前にやっておいて得したことをお話しします。
私はこれで同期より昇進が早まったり、ボーナスに差がつきました。
- 入社前にアルバイトをさせてもらった
- 有り金すべて注ぎ込んで国内外を旅行した
- (おまけ)タイピングが得意だった
順番に見ていきましょう!
1.入社前にアルバイトをさせてもらった
これが最初にして最大のお得ポイントです。私が入社を決めた企業はベンチャー企業だったので、ダメ元で勉強も兼ねてアルバイトさせてもらえないか交渉し、やらせてもらいました。
これによって分かったことがたくさんありました。
- こちらの要望に対して、柔軟に対応してもらえる企業かどうか
- どんな仕事をしているのか、間近で確認できる
- 職場の雰囲気が自分の肌に合うかどうかがわかる
- 雑用部分は先に身につけておけるので、他の同期と差がつく
特に興味深かったのは、会社に訪れるお客様とお話しできたことです。納会にも参加させていただいて、あらゆる業種の方々のお話をうかがえたことは、学生の私には大きな刺激でした。
また、若手の先輩にたくさんお昼に連れ出してもらって、会社のいいところ・イマイチなところをたくさんお話ししてくれたことも、すごく良かったです。
先輩に「やっといた方がいいこと、ありますか?」と聞いたら、
「住信SBIネット銀行をひらくといいよ!」と言われたのが忘れられません。笑
※実際に住信SBIネット銀行を開いて、その数年後SBI証券にもお世話になることになりました。銀行開設して良かった!先輩、有益な情報をありがとう〜!
正直アルバイト期間はまだ学生でもあったので、もしヤバイ会社だったら就活やり直そうと決めていました。
就活当初は、まさか自分がベンチャーに行くとは思っていませんでした。笑
私は人生を感覚で生きるタイプなので、就活も自分の直感を信じていました。でもやっぱり長く勤めるなら楽しくやれそうな実感が欲しかったので、アルバイトは非常に有益な時間でした。
そしてそのアルバイトで稼いだお金は、次の項目で消えることになります。
2.有り金すべて注ぎ込んで国内外を旅行した
なかなかショッキングなタイトルではないでしょうか?笑
私はアルバイトで稼いだお金を、ほとんど全て学生のうちに使い果たしました。
実はこの決断も、半分は自分、半分は社長からの助言で決めたことです。
あいさん、時間に余裕がうちに、今できることを精一杯した方がいいよ。働くのは社会人になってからでもできるから、たくさん出かけておいで!
当時アルバイトをしていた私に、社長はこんな言葉をかけてくれました。
アルバイトながら秋にはボーナスももらえたので、大学の制度なども活用して国内8県、海外2カ国(アメリカ・ロシア)へ旅行しました。初めての一人旅もこの時デビューしました!
実は社会人になってからもスペインへ旅行したりしているのですが、やっぱり学生の時に比べれば自由に使える時間は圧倒的に減りました。年次が上がるほど連休が取りづらい、、、
もう半分の個人的な理由については、他記事で触れていますのでよければそちらもどうぞ↓
(おまけ)タイピングが得意だった
最後はおまけですが、私はタイピングが元々早い方です。(e-typingでNINJAくらい)
小学生の時、サンリオの『TINY PARK』でキキララのタイピングをやり込んでいたのでね、、、
(PCゲームです、世代の人ならわかるかな?)
『TINY PARK』はおばあちゃん家のPCに入っていて、そばにあったおばあちゃんのパソコン教室の書類ケースからローマ字表を見ながら練習していましたね(遠い目)
覚えたローマ字で好きなCDの歌詞を検索したり、YoutubeでMVを探していました。
思い出すと懐かしいです。あの時いっぱい曲を覚えたなあ。
あと小学校4年生の時にノートパソコンを買い与えられたのに、マウス挟んだままPC閉じて液晶破壊したこともありました。若気の至りですね(違う)
そんなこともあって、私にとってPCはかなり身近な存在でした。そもそも父の仕事柄、家中にPCが転がってたし、ロボットもゴロゴロいたんですよ笑
ちょっと話がそれましたが、タイピングが早かったことで議事録を正確にとることができたし、データ打ち込みや資料の作成も苦になりませんでした。
デスクワーク中心の仕事であればあるほど、やはりPCの扱いは慣れている方が楽です。私は営業もしますが、プレゼンの資料は自分で作るし、お客さんとのやりとりはほとんどExcelかWordなのでやっぱり知ってて損はないと思います!
さらに議事録の正確さが評価されて大きなプロジェクトの一員になったり、一人だけIT系の部署に所属させてもらったり、PC慣れしていたおかげでチャンスも広がった気がします。
別に無理に練習しろとは言いませんが、PCやOfficeの扱いに慣れておくと便利ですよ!
私はプレゼン大好き人間なので、パワポの資料作成とかも結構ハマりました。
あとショートカット使いこなせる人は動きに無駄がありません。
逆に無理して手を動かしていると腱鞘炎を起こす可能性もありますから、健康のためにも主要なショートカットは覚えておきましょう。
入社前にやらなくていいこと、まとめ
最後に入社前にやりがちな、だけど実際には必要なかったことをまとめます。
- 自己啓発本は読んでも読まなくてもいい
- お酒に強くなる必要はなかった
- 今しかできないことを優先しよう!
- (おまけ)免許は営業以外はいらないかも?
まとめると言いつつあまり思いつきませんでした。何よりも大切なことは3.今しかできないことを最優先することです。豊かな学生生活は、長い人生をも豊かにしてくれます!
こちらも順番に見ていきましょう。
1.自己啓発本は読んでも読まなくてもいい
入社前や1年目にありがちな、自己啓発本にのめり込む問題。
私もいくつか読みましたが、結局それが3年後役に立ったか?と聞かれると、そうでもありません。
それよりも実用書や専門書を読みながら、ビジネスで経験を積む方が得られることはずっと多いような気がします。
実践できるフィールドが目の前にありますから、インプットだけでなくアウトプットも意識していきましょう。
まあ自己啓発本もマインドが変わると言う意味ではいいかもしれません!
影響を受けやすい方は振り回されることになりかねないので、ブレない軸ができている方にはオススメです。
個人的には昭和時代のような、身を粉にして働くことが美徳とされる風潮は苦手です。
もっと真剣に遊ぶというか、真摯に・誠実に・楽しむ姿勢で仕事をした方が楽しいし続けやすいと思うのです。
若い方が無理できるのは確かなのですが、お金のために寿命を縮めるようなスタンスにも疑問を感じます。
稼いだお金を使う時間も必要ですからね!
それと自己啓発本はどちらでも良いのですが、年収をあげたいならば上司の扱い方は覚えておくといいですね^^
こちらは本から学ぶも良し、尊敬できる先輩の真似をしてみるのも良しです。
2.お酒に強くなる必要はなかった
これに関しては身をもって感じた後悔の一つです。
私はお酒の強さは中程度なのですが、ひょんなことからお酒に強いキャラが定着していまい、地獄を見ました。
うちの会社はなぜかお酒飲める人と飲めない人が両極端なので、飲めない人のお酒は全て飲める人が飲みます。
若手の中では私と同期1人が飲める方だったのですが、同期は付き合いが悪く飲み会もササッと帰ってしまいます。逆に私は付き合いを気にして最後まで残ってたんですよね。これが失敗でした。
その場にある全てのお酒が並べられて、飲んでも終わらないんです。しかもお客さんがいらしている場合は相手をしながら飲むので、酔いが回る回る!
入社歓迎会の初日からひっくり返ってしまいました^^;;
とはいえ私のように飲みすぎてしまうと不幸ですが、お酒の席でビジネスが広がるシーンも多々あります。お酒酌み交わすと仲良くなりやすいんですよね。あとゴルフ。
だからお酒は適量を超えての飲酒は控えて、ときにはキッパリ断る勇気も必要です。
私のように帰り道がおぼつかなくなってしまうと、周りの方にご迷惑をおかけすることになりますからね、言い方に気を配れば断った方がマシです。
あとはお酒よりもゴルフ、覚えておくといいと思いますよ!私もまだやってないんですけどね!
ゴルフへの取り組み方でその人の性格が見えるらしいです(社長談)
3.今しかできないことを優先しよう!
最後のこれ、とっても大事です。
やっておいて良かったことでも触れましたが、就職前の学生期間というのは、人生において最も自由でいられるラスト期間ともいえます。
この時期はお金がなくても、自由があります。
逆に、失うものは何もありません。
だからこの期間のうちに、チャレンジできることはなんでもした方がいい。
社会人になってからでも間に合うことは、後回しでいいんです。
私の場合は学生の間に夏休みを使って1ヶ月フィリピンの友人宅で暮らしたり、一人旅に出たり、友人と海外旅行に行ってみたりしました。
これらの経験は今にも活きていて、将来は海外に拠点を移してリモートワークする生活もいいな〜なんて思ったりします。
少なくとも場所に縛られずに仕事できれば、ライフイベントを経ても長期的に働ける可能性が高いですよね。
これも学生の時にあちこち旅をしていなければ、わからなかったことかもしれません。
結果としてコロナ禍でもリモートワークで業績を伸ばしているので、やはりここは意識しておいて良かったなと強く思います。
あと個人的には大学生のうちにもっと音楽活動しておきたかったですね。
サークルはつまらなくて1年でやめてしまったのですが、高校までは軽音楽部でバンドを組んでました。
大学でも真剣に取り組んでいたら、もっと面白いことになっていたかも。
まあその分旅行できたし、思う存分勉学に励めたので楽しかったんですけどね!
みなさんも、卒業する前に、最後の学生期間を楽しみきってやりましょう!
今はコロナもあってなかなか海外に出にくい状況が続いていますが、先輩としてはコロナが落ち着いてからでも、お友達とお休みを合わせて卒業旅行できればいいなと思います。
そのためにも、会社としては卒業旅行期間の有休を確保できるように頑張ります。
人生のモラトリアムは甘美で、本当にあっという間ですね(*_*)
(おまけ)自動車免許は営業以外はいらないかも?
最後はおまけの話題です。私は学生時代に自動車免許(AT限定)を取得したのですが、正直今は顔写真付き証明もマイナンバーカードでできるし、運転しないなら免許は不要な気がします。
あとそもそも、都心なら車いらないですし。
車を持つと車体の他に保険や維持費・駐車場代がかかって生活を圧迫します。
私は家族の運転で旅行することが多く、生活する上でもよく駅まで送り迎えしてもらっていたので自分もと思い免許を取得しましたが、結局運転しませんでした。
ただこれから先、もし結婚や出産があった場合、子供が急に発熱した時など緊急時に運転することはあるかもしれません。
あと旅行に行くにしても交代で運転した方が負担が少ないですよね。
だから私自身が運転免許を取得したことは後悔していないのですが、免許を取得するまで半年で30万円ほどかかったので、必要かどうかくらいは一度検討してみた方がいいのかなと思います。
あと周りの運転好きな友人の話を聞いていると、会社の行き帰りは車の方が便利だけど時間が読みきれない部分があるし、朝は眠いわ、帰りの運転も疲れた身体にはキツいわで大変と言ってました。
今はコロナ禍ということもあり自動車の需要は高まっているとも言えますが、運転に慣れていない人が混じっている道路を走るのも怖いですよね^^;;
自動車免許は、合宿でも最低1週間はかかりますから、社会人になってから免許を取得するのは難しそうです。
でも本人確認書としての需要は下がりつつありますから、やはり自分に必要かどうか、将来も加味して検討すると良いのではないでしょうか!
まとめ:働くって楽しいよ!社会人生活、力を抜いて気楽に行こう
以上、いかがだったでしょうか?
今回はこれから社会の大海原へ乗り出す新社会人のみなさま向けに、ベンチャーOL3年目女子がやっておいた方がいいこと・やらなくていいことを解説しました。
定年まで働くとなると、やはり人生において働く時間は長いです。
みなさんの労働が少しでも充実した楽しいものになることを願っています!
もし現時点でFIRE(経済的自立・早期退職)に興味があるなら、下記記事もオススメです↓
仕事のこと、お金のこと、将来のこと。みなさんと一緒に、考えていけたら嬉しいです!
それでは今日も一日、頑張っていきましょう
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